津田梅子(幼名ウメさん)は、満7歳の終わりにアメリカに行って、10年間教育を受けました。彼女は、9歳のときに校長先生から賞をもらいます。それは素行の正しい人、真面目な人に対してくれる賞でした。
そのとき、ウメは「それは正しくない」と
It is not rignt.
と答えました。学校は勉強をするところなのに、お行儀がよいという理由で賞を与えるというのは、学校として矛盾じゃないか、教育する場所なのにおかしいという意見です。わずか9歳。しかも、当時アメリカにいる日本人は、ウメをあわせて5人という時代です。
さらにすごいのは、
You are not rignt.
と
It is not rignt.
の意味の違いをしっかり理解して使っているところ。私はあなたを信頼している。あなたは立派な人だ、しかし「この点だけ」私は違うと思います。というのが、「It」に現れています。
人と意見が違うとき、また誰かを叱らなくてはいけないときに、気をつけておきたいもの。
音楽と体育
学校側が、学校の売りである英語の授業やタブレットなどを使ったICTの授業を案内する傾向があり、(それも大切な視点ですが)私はその学校の本質を感じるには「音楽」と「体育」が大切だと思います。
入試科目ではない、集団でやるもの、上手と下手の差が大きい「音楽」と「体育」に生徒がどう取り組んでいるかで、①生徒たちの学習(規範)意識、②クラスがまとまっているかを感じることができると思います。
生徒全員が、「音楽」と「体育」に一生懸命、しかも楽しくやっている学校は絶対によい学校です。
リトルミイ
ムーミンのようなアニメが再放送されることを希望します。グローバルの世の中で生きていくには、外国文学を意識して読みたいですし、アニメも文化の一つとして考えたい。(さらに、ヨーロッパに行くときは、好きなサッカーチームが一つは欲しい)
リトルミイの言葉。
□時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。
それね、本当のこと言われてるからよ。
□忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。
だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。
□あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。こう言い返してやりなさい。あなたには無理ね、でもわたしはできるの、あなたとわたしはちがうから、って。でも言ったからには夢をかなえなきゃいけないことも覚えておきなさいよ。でかい口たたくんだから。
□女ってね、時々、好きな人といたくて。時々、好きな人の前から消えたくなるの。それをわがままっていう男とは、一緒にいれないわ。それをかわいいって思う男とは、長くいれそうね。
ケニアに行きました
奥深い、アフリカのことわざ
「雨季にあなたを助けない人は、日照りのときも助けない」
「からっぽのポットがもっとも大きな騒音を出す」
「世界とはヤギの乳房のようなもの。あなたがしぼらないかぎり、ミルクはもたらされません」
「隣の人がよいのは、その隣の人がよい人だからです」
「食事の上のハエをただ見つめているとき、それはあなたが満たされているとき」
「愚か者が何かことわざを口にするときは、その言葉の意味を誰かが教えてあげなくてはならない」
「ほかの人との対話は愛を生み出す。対話のある家は長く繁栄するが、対話のない家はすぐに滅びる」
「英知とは、バオバブの木のようなもの。誰もひとりでそれを抱きしめきれない」
「裸の人は、やぶけた服を着ている人をしばしば笑うものだ」
「歯があるうちにココナッツを食べなさい」
「あなたが火をおこすとき、人々は喜んで参加します。あなたが灰の始末をするときは、たいていほかに誰もいません」
「安い馬に速さを期待するな。そのいななきに満足せよ」
「あなたを苦しめる煙は、あなたがこしらえた、たき火によるものだ」
「あまり言葉が多すぎると 意味がわからなくなる」
「清らかな良心が、枕をやわらかくする」