三浦和良選手の著書「やめないよ」(新潮新書)より。
□タイミングを計って引退するなんてことは、もはや僕の選択肢にはない。そんなことも考えずに、ただ今日も一生懸命やる、明日も一生懸命やる、それだけなのだ。
□元ボクサーのモハメド・アリは、パーキンソン症候群になってしまい、普段は手が震えているのに、ファイティングポーズをとったときだけ震えが止まる。
□まず自分を省みること。それは多分、サッカーに限った話じゃない。「上司がちゃんとしてくれないから失敗した」とか、「僕はできるのに、あの人のせいで仕事がうまくいかない」と、常に誰かに責任をなすりつける人が会社にもいるんじゃないかな?そんな人と、「他人はともかく、自分のここがダメだった」と考える人の差は歴然と開いていくような気がする。
□ボールのバウンドが少し変化するだけで、得点できるかどうかが変わることがある。「あのとき決めていれば」という一つの失敗が後々になって響き、ほんの少しのズレが大きな結果の違いにつながる。それがサッカー、それが人生だろう。家を出るのが1分遅れるだけで、渋滞に巻き込まれてしまうのと同じ。逆に小さなきっかけから、良い方に転がることもある。今までサッカーで、喜びも苦しみもスランプも経験した。戦う舞台がJ1でもJ2でも、謙虚な姿勢や成長しようという気持ちが折れなければ、明るい未来があるはず。悪いことが続くのは、自分があきらめてしまっているとき。上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ。
□学ばない者は人のせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者は誰のせいにもしない。僕は学び続ける人間でいたい。


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