学習のつまずきに関しても「できない」こと自体より「できない自分が恥ずかしい」「どうせ自分なんか」という意識のほうが深刻な問題です。抽象的な内容は年齢を重ねれば少しずつ理解できるようになる。正しく指導すれば、他の子より少し遅れても「÷2桁」の計算ができるようになる。ただ「他の子より遅れる」ことを親が危惧する。周りがバカにする。それが本人の否定的自己感情を強め、勉強そのものから目を背けるようになります。特に、中学受験の集団塾に通い始めたりすると、いや応なしに他の子と比較され、自分の立ち位置を思い知らされることになります。
だから、この時期に保護者が絶対にしてはならないのは「テストの結果で我が子を評価すること」。特に他の子と比べる言動は厳禁です。「できない」という劣等感に「親からも認めてもらえない」という思いが重なれば、余計に勉強が嫌いになり、宿題の答えを丸写ししたり、カンニングに走ったりもするでしょう。もともと「勉強が大好き」なんて小学生はごく少数なのですから、とにかく「認める」「褒める」ことを最優先する。
(1)まずは勉強していること自体を褒める。塾に通っている場合は「小学生が夜遅くまで勉強しに行くなんてスゴ過ぎる。俺が小学生の頃なんかなあ……」と驚く。
(2)10分しか勉強しなかった子が30分勉強したら「すごいじゃん」と認める。
(3)得意教科だけ褒める。自宅では得意教科だけやれば十分と割り切る。
(4)少しでも点数の上がった部分を褒める。
(5)点数が上がらなくても、自分から机に向かっていたら、当然褒める。


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